【FX】過去の大地震で為替変動がどうなってるか調べてみました。
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大阪で地震がありました。
私は１９９５年の阪神大震災の時に西宮に住んでいた為もろに食らった避難民です。
余談ですが２００５年の福岡西方沖地震の時には博多に住民票があり、名前の付く大きな地震をちゃんと現地で住みながら２度経験しました。
今日は地震と為替変動について調べて行こうと思います。
よく地政学リスクを懸念して安全資産の円が買われやすい事は常識ですがその安全な日本が突発的な出来事で危なくなった時、ここでは地震の時に為替がどう動いたのかが興味があり調べました。
※この検証は人によっては不謹慎と捉えられるかも知れませんが、私は阪神大震災のガチ被害者なんで逆に私なら胸張って不謹慎な事いえるのではないかと勝手に思ってます。
近年の被害が大きかった大地震
１９９５年１月１７日 阪神大震災 Mj７．３ 死者・行方不明者６４３７人
２００４年１０月２３日 新潟県中越地震 Mj６．８ 死者６８人
２０１１年３月１１日 東日本大震災 Mj８．４ 死者・行方不明者約２万２千人
２０１６年４月１６日 熊本地震 Mj７．３ 死者２５８人
パッと見５年おきに大きな地震が来てて普通に怖いんですけど(´･ω･｀)
この４つの大地震も基に検証して行きたいと思います。
１９９５年１月１７日 阪神大震災
当日の１月１７日を基準に前後３日のドル円がこちら
※順に終値始値高値安値。始値より終値が高いものを赤字にしました
1995年01月12日 98.65 100.06 100.21 98.57
1995年01月13日 98.60 98.70 99.12 98.25
1995年01月16日 98.43 98.56 98.82 97.97
1995年01月17日 99.13 98.39 99.31 98.39 阪神大震災当日
1995年01月18日 99.72 99.05 99.78 98.75
1995年01月19日 99.09 99.55 100.04 98.60
1995年01月20日 99.42 99.10 99.70 98.94
阪神大震災の直前までは円高傾向だったものが地震当日から円安傾向に向かってます。
次に月別
12月 1994 99.76 98.84 100.80 98.60
１月 1995 99.59 99.59 101.51 97.97
２月 1995 96.68 99.42 99.98 96.30
月別で見るとさほど影響は無さそうですね。なんなら次月が円高になってます。
大震災になると円が売られ円安に向かうのではないかという予想の上で近畿地方は経済的にもインパクトがあったのではないかと考えましたがそこまで影響は見られませんでした。
ただ日足で見ると急な円安が見受けられるので瞬間的に円が売られるのでは？という今の所の仮説です。
２００４年１０月２３日 新潟県中越地震
当日の１０月２３日が土曜日の為、２２日を基準に前後３日のドル円がこちら
※順に終値始値高値安値。始値より終値が高いものを赤字にしました
2004年10月19日 108.31 109.22 109.47 108.23
2004年10月20日 108.30 108.34 108.70 108.07
2004年10月21日 107.47 108.27 108.41 107.30
2004年10月22日 107.20 107.52 107.78 107.15 １０月２３日が地震当日
2004年10月25日 106.63 107.31 107.41 106.18
2004年10月26日 106.84 106.69 107.03 106.35
2004年10月27日 106.40 106.87 107.19 106.18
高値や安値も含めて読み解いても余り為替に影響が出てるとは思えません。
どちらかというと円高傾向ですね
次に月別
９月 2004 110.03 109.10 111.73 108.94
10月 2004 105.79 110.03 111.46 105.70
11月 2004 102.91 105.90 107.29 102.12
これが当時の経済状況のせいなのか地震のせいなのかはわかりませんが地震の当月から物凄い円高に動いてますね。地震の前月が円安で当月次月と円高なのは阪神大震災の時の同じです。
２０１１年３月１１日 東日本大震災
当日の３月１１日を基準に前後３日のドル円がこちら
※順に終値始値高値安値。始値より終値が高いものを赤字にしました
2011年03月08日 82.82 82.29 82.85 82.21
2011年03月09日 82.84 82.82 82.93 82.58
2011年03月10日 82.92 82.84 83.17 82.70
2011年03月11日 81.86 82.92 83.30 81.66 ３月１１日が地震当日
2011年03月14日 81.83 81.30 82.46 81.30
2011年03月15日 80.87 81.83 82.03 80.73
2011年03月16日 78.15 80.73 81.19 76.25
戦後最大の地震の時はどんな為替変動があったのか、今回一番の焦点でしたが答えは円高傾向でした。地震前日まで円安でイケイケだったものが当日は下がり次の日に反発はあるものの二日目以降ガタンガタン と音が聞こえてくる程下がってます。
次に月別
２月 2011 81.78 82.07 84.00 81.11
３月 2011 83.16 81.81 83.30 76.26
４月2011 81.23 83.22 85.56 81.04
月別で見ると当月は売られてますが次月円高に向かってますね。
２０１６年４月１６日 熊本地震
当日の４月１６日が土曜日の為、１５日を基準に前後３日のドル円がこちら
※順に終値始値高値安値。始値より終値が高いものを赤字にしました
2016年04月12日 108.55 107.93 108.80 107.84
2016年04月13日 109.34 108.53 109.41 108.48
2016年04月14日 109.40 109.36 109.57 108.91
2016年04月15日 108.77 109.41 109.77 108.61 ４月１６日が地震当日
2016年04月18日 108.83 108.23 109.00 107.83
2016年04月19日 109.20 108.83 109.52 108.76
2016年04月20日 109.84 109.20 109.89 108.75
なんだか見てて気持ちい為替ですね。４月１５日は円高になってますが、その次の日に地震がありましたが週明け以降もずっと円安でした。
次に月別
３月 2016 112.58 112.69 114.56 110.67
４月2016 106.36 112.58 112.59 106.28
５月2016 110.71 106.30 111.46 105.55
前月と当月が円高に動いており次月が円安に動いてました。
今までの流れだと次月は大体円高でしたが４月の急激な円高からの反発みたいなものでしょうか。
まとめ
地震のインパクトでいうと東日本大震災と阪神大震災が大きかったと思うんですが為替で見ると日別で比べると阪神大震災は地震を境に円安傾向ですが東日本大震災は逆の円高傾向でした。
また阪神大震災と東日本大震災と新潟県中越地震に共通する事は翌月が円高になってる事です。
まぁその位です、わかった事は。。。(´･ω･｀)
もちろん当時の経済情勢の事は全く考慮してない事は１００も承知ですが何か為替予測の要素として役立つものはあるかと思いましたが全然共通点がありませんでした(笑)
まぁ調べてみない事には何もわからないので結果としては
『地震は為替変動に影響無し！』By遊び忍
という格言を作る程度に終わりました(´･ω･｀)ﾊﾞｲﾊﾞｲ
大して役にたつとは思えませんが宜しければ☆マークの『いいな』や読者登録をしてもらえれば幸いです( *´艸｀)
